ミニバンのリセールバリューランキングTOP5をわかりやすく紹介。
ステップワゴン、シエンタ、セレナ、アルファード、オデッセイのリセール率比較や人気グレード、売却時のコツまで解説。高額査定につながるメンテやオプション選びのポイントも網羅し、下取り相場を把握して賢く手放せる方法が分かります。
ミニバン リセール ランキングの基礎知識

image:ミニバンラボ|MINIVAN LAB
購入後の売却価格を予測するリセールバリューは、中古車市場での価値維持率を示す指標です。
特にミニバンはファミリー層を中心に需要が高く、下取りや中古車流通量が多いため、リセールバリューを把握しておくことで最適な売却タイミングやモデル選びに役立ちます。
リセールバリューとは
リセールバリューとは、新車価格に対して実際の売却価格がどれだけ維持されるかを示す割合です。
一般的にはリセール率や残価率と呼ばれ、次のような特徴があります。
- 新車購入後の3年~5年で比較的安定した指標となる
- モデルチェンジやマイナーチェンジの影響を受けやすい
- 純正オプションや走行距離、車両状態が評価に大きく関わる
計算方法とポイント
リセールバリューは主に下記の計算式で求めます。
項目 | 計算式 | 説明 |
---|---|---|
リセール率 | (売却価格 ÷ 新車価格)× 100 | 実際に下取りや中古車店で付いた価格の割合 |
残価率 | (予想売却価格 ÷ 新車価格)× 100 | メーカー設定の想定下取り価格比率 |
計算時のポイントは以下の通りです。
- 同一グレード・同一年式・同一走行距離で比較する
- 純正オプション装着車と未装着車で価格差が出る点に注意
- 相場データは大手中古車情報サイト(Goo-net、カーセンサーなど)を参照
ランキング集計の方法
信頼性の高いランキングを作成するには、以下のデータを複合的に分析します。
- 大手中古車サイトの実売上価格データ
- ディーラー下取り実績の平均値
- オークション落札価格の公示データ
具体的な集計手順は次の通りです。
- 直近1年間の売却・落札データを収集
- 走行距離や年式、グレード別にサンプルを抽出
- 外れ値を排除し、平均リセール率を算出
- モデル別にランキング化し、上位5モデルを選定
こうして得られたランキングは、ユーザーの購入判断や売却戦略に活かせる客観的な市場指標となります。
ミニバンリセールランキングTOP5詳細
第1位 ホンダステップワゴンのリセール率と特徴

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価格推移と人気グレード
ホンダステップワゴンは実用性と高いリセールバリューを両立。
以下は主要年式の中古平均価格とリセール率です。
年式 | 中古平均価格(万円) | リセール率(%) |
---|---|---|
2018年モデル | 180 | 75 |
2019年モデル | 190 | 80 |
2020年モデル | 200 | 85 |
特に人気のグレードは以下の通り。
- ステップワゴン G・EX Honda SENSING
- ステップワゴン スパーダ・クールスピリット
- ステップワゴン Modulo X
下取り相場と売却のコツ
下取り相場は年式や走行距離によりますが、おおよそ150万~210万円が目安です。
売却時には定期点検記録簿の提示が高評価に直結。
また、社外品パーツを装着している場合は純正戻しを行うと査定額がアップしやすくなります。
第2位 トヨタシエンタのリセール率と特徴
価格推移と人気グレード
コンパクトミニバンながら高い需要を誇るシエンタ。
以下の表は中古市場での価格推移です。
年式 | 中古平均価格(万円) | リセール率(%) |
---|---|---|
2018年モデル | 140 | 76 |
2019年モデル | 150 | 78 |
2020年モデル | 155 | 80 |
人気グレードは以下のとおりです。
- シエンタ G
- シエンタ X
- シエンタ HYBRID G
下取り相場と売却のコツ
下取り相場は120万~160万円が目安となります。
特にハイブリッドモデルは高値維持が期待できます。
売却前には内装のクリーニングを依頼し、シートやフロアの汚れを落とすと査定士の印象が向上します。
純正取扱説明書の完備もポイントです。
第3位 日産セレナのリセール率と特徴
価格推移と人気グレード
多彩なシートアレンジが魅力のセレナ。
中古市場での価格とリセール率は下表の通りです。
年式 | 中古平均価格(万円) | リセール率(%) |
---|---|---|
2017年モデル | 200 | 70 |
2018年モデル | 210 | 75 |
2019年モデル | 220 | 78 |
人気のグレードは以下です。
- セレナ ハイウェイスター Vセレクション
- セレナ AUTECH
- セレナ e-POWER ハイウェイスター
下取り相場と売却のコツ
下取り相場は170万~230万円が目安。
特にe-POWER搭載モデルは高評価を維持しています。
メンテナンス記録簿の保存に加え、内外装の状態をまとめて写真撮影し、査定時に提示すると信頼性がアップします。
第4位 トヨタアルファードのリセール率と特徴
価格推移と人気グレード
高級ミニバンの代表格アルファードは、圧倒的なリセールバリューを誇ります。
年式 | 中古平均価格(万円) | リセール率(%) |
---|---|---|
2017年モデル | 400 | 80 |
2018年モデル | 420 | 82 |
2019年モデル | 430 | 83 |
人気グレード例:
- アルファード Executive Lounge
- アルファード 2.5S Cパッケージ
- アルファード SR Cパッケージ
下取り相場と売却のコツ
下取り相場は350万~450万円。
装備充実モデルは特に高値がつきやすいです。
事故歴なしの証明や、走行距離が少ないことを示すメーター記録の提出が査定額アップにつながります。
第5位 ホンダオデッセイのリセール率と特徴
価格推移と人気グレード
走行性能に優れたオデッセイの中古価格推移とリセール率は以下の通りです。
年式 | 中古平均価格(万円) | リセール率(%) |
---|---|---|
2017年モデル | 220 | 72 |
2018年モデル | 230 | 75 |
2019年モデル | 240 | 78 |
人気グレードは以下です。
- オデッセイ ABSOLUTE
- オデッセイ HYBRID EX
- オデッセイ アブソルート・ホンダセンシング
下取り相場と売却のコツ
下取り相場は200万~260万円が目安となります。
タイヤやブレーキパッドの交換履歴を記録し、整備手帳の提示を行うことで安心感が増し、査定額が向上しやすくなります。
ミニバンリセールバリューを高めるポイント

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車検とメンテナンス履歴の重要性
ミニバンの査定額を左右する最大の要因は、定期点検や修理履歴をしっかり残すことです。
ディーラーや認定整備工場で実施した車検記録簿や整備手帳が揃っていると、次オーナーにも安心感を与え、高額査定につながります。
特にエンジンオイル交換、ブレーキパッド交換、タイミングベルト点検など、メーカー推奨のメンテナンス項目は期間・走行距離を守って実施しましょう。
また、純正部品を使用した整備記録を残すことで、車両コンディションの信頼性が向上します。
純正オプションとカスタムのバランス
内装やエクステリアのカスタムは個性を出せる反面、過度な社外パーツの取り付けは査定時に減点対象となることがあります。
ポイントは、純正オプションを中心に必要最小限のカスタムを行うことです。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
純正オプション | メーカー保証が継続しやすく、査定評価が安定 | 装着価格が高め |
社外カスタム | デザイン性や機能性を自由に向上可能 | 純正と互換性が低い場合、査定ダウンのリスク |
例えば、メーカー純正ナビやアルミホイールは人気グレードで高評価を得やすいため、余分なLEDライトや大幅な車高調整といった極端な改造は避け、万人受けする範囲でのカスタムにとどめましょう。
最適な売却時期の見極め方
クルマの価値は新車登録から時間の経過とともに大きく下がるため、購入から3年以内が最も高リセールを狙いやすいタイミングです。
とくに初回車検前後のタイミングで売却すると、車検費用をかけずに比較的高額査定を受けられます。
さらに、モデルチェンジ前の新型発表直前に売却すると旧型の値崩れを最小限に抑えられます。
需要期である年度末やボーナスシーズンに合わせて複数の買取店へ査定依頼し、相見積もりをとることで、より高い買取額を引き出せるでしょう。
ミニバンのリセール ランキングTOP5まとめ

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ミニバンのリセールランキングTOP5では、ステップワゴンが最も高いリセール率を誇り、次いでシエンタ、セレナ、アルファード、オデッセイが続きます。
高値維持の鍵は、定期的な車検・メンテナンス履歴の管理や純正オプション装着、売却時期の見極めです。
これらのポイントを押さえれば、実際の売却時に高い下取り相場を実現しやすくなります。
ぜひ本記事を参考に、愛車の価値を最大化してください。