nboxターボを不要と感じる方向けに、ホンダN-BOXノーマルモデルのグレード構成やエンジンスペック、ターボモデルとの燃費・維持費比較を網羅的に解説します。
実燃費や自動車税・保険料などコスト面、街乗りでの加速フィールを考慮すると、ノーマルエンジンで快適かつ経済的な選択肢であることが明らかです。
オーナー口コミから見た使用感や試乗時チェックポイントも紹介。おすすめグレードやオプション選びの秘訣まで知ることができます。
ホンダN-BOXノーマルモデルの基本情報

image:ミニバンラボ|MINIVAN LAB
ホンダN-BOXノーマルモデルは、軽スーパーハイトワゴンの定番として高い評価を受ける一台です。
ターボ無しの自然吸気エンジンを搭載し、街乗りからロングドライブまで安定した走行性能と優れた燃費性能を両立。車内空間の広さや使い勝手の良さも魅力です。
グレードとエンジンバリエーション

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ノーマルモデルは主に以下のグレード構成で展開されています。
- G:ベーシック装備を揃えた標準グレード
- L:快適装備をプラスした中間グレード
- GL:上級装備を充実させたハイグレード
- EX:安全装備「Honda SENSING」を標準装備
いずれのグレードにも共通して搭載されるのが、直列3気筒DOHC 658cm³ i-VTECエンジン。
アイドリングストップ機構を備え、低燃費とクリーンな排出ガスを両立します。
ターボモデルとのスペック比較
項目 | ノーマルモデル | ターボモデル |
---|---|---|
エンジン形式 | 直列3気筒DOHC 658cm³ i-VTEC | 直列3気筒DOHC 658cm³ i-VTEC ターボ付き |
最高出力 | 58PS/7,300rpm | 64PS/6,000rpm |
最大トルク | 65N・m/4,500rpm | 104N・m/2,600rpm |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L | 19.0km/L |
車両重量 | 940kg | 970kg |
この比較から、ノーマルモデルは軽量化による実燃費の良さが特徴。
一方ターボモデルは発進加速に優れるものの、日常的な街乗りではノーマルエンジンでも十分な動力性能を発揮します。
nbox ターボいらないと感じる理由

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ターボモデルは加速力に優れますが、実際には次のような理由でノーマルエンジンを選ぶユーザーが増えています。
街乗り中心の運転スタイル
ノーマルモデルは低回転域でのトルクが必要十分に抑えられており、信号でのストップ&ゴーが多い市街地ではターボが持つ過給遅れ(ターボラグ)を感じにくく、スムーズな発進が可能です。
また、車重やエンジン出力抑制により取り回しがよく、狭い路地や駐車場でも安心して運転できます。
燃費重視のドライバーに最適

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ノーマルエンジンはターボモデルと比べて燃費性能が優秀です。
過給圧を高めない構造のため、燃料消費が安定しやすく、実燃費ではターボモデルより1~2km/L良好になるケースもあります。
通勤や買い物など日常使いの多いユーザーにとって、年間燃料コストを抑えられるのは大きなメリットです。
維持費と保険料の負担軽減
ノーマルモデルは車両本体価格がターボモデルより抑えられるため、登録時の諸費用や保険料も安くなる傾向があります。
以下の表で主な維持費の比較を整理しました。
維持費項目 | ノーマルモデル | ターボモデル |
---|---|---|
自動車税・重量税 | エンジン排気量同一のため基本額は同じだが、重量税は車両重量増で若干上昇 | ターボ装置搭載で車重増加、重量税がノーマルより増える |
自動車保険料 | 車両価格が安価なため保険料が抑えられる | 車両価格上昇分に応じて保険料も高くなる |
燃料代 | 燃費性能の良さから年間燃料費が低く抑えられる | 過給器の作動頻度増で燃料消費が増えがち |
ノーマルモデルの魅力とメリット

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優れた燃費性能と経済性
ホンダN-BOXノーマルモデルは、小排気量ながらクラストップレベルの低燃費を実現。
街乗りから郊外まで幅広いシーンで実用域をカバーし、給油回数を抑えることで日常のランニングコストを大幅に軽減します。
スムーズな加速フィールと運転のしやすさ

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ターボ車に比べて過給機の介在がないため、アクセル操作に対するレスポンスが自然で滑らか。
特に低速域でのトルク特性がマイルドなので、渋滞や住宅街での走行時にもストレスなくドライビングを楽しめます。
購入価格と維持コストの比較
ノーマルモデルはエントリーモデルとして位置づけられるため、車両本体価格を抑えられるだけでなく、保険料やメンテナンス費用でも有利。
以下の表で主要コスト項目を比較してみましょう。
コスト項目 | ノーマルモデル | ターボモデル |
---|---|---|
車両本体価格 | 比較的低価格帯で設定 | ターボ付加でやや高め |
燃料費 | 省エネ志向で低め | 加給負荷により若干増加 |
定期メンテナンス費 | シンプルなエンジン構造で抑制 | ターボオイル交換など追加 |
自動車税・重量税 | NA区分で標準 | 同一排気量のため差異なし |
自動車税と重量税の差額
ノーマルモデルの排気量はターボ車と同じ660ccですが、重量による税区分はほぼ同等。
ただし、ターボモデルは装備品が増える分、車両重量がわずかに増加し、長期保有時には重量税で若干の差が出る場合があります。
保険料のランニングコスト
保険料は車両価格や修理費用見込みで算定されます。
ノーマルモデルはターボ車より本体価格が低いため、同等の補償プランを選んでも年間保険料を節約できるケースが多く、維持費全体の負担を軽くします。
実燃費比較 ターボモデルとの違い

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ホンダN-BOXノーマルモデルとターボモデルを同一条件下で比較した実燃費データをご紹介します。
街乗り・高速道路それぞれのシーンでどれだけ差が出るのか、オーナーの実体験をもとにまとめました。
市街地走行での実燃費
ストップ&ゴーの多い市街地では低回転域での効率が重要です。
実際のオーナー測定値を集計すると、以下のような結果になりました。
モデル | 市街地実燃費 (km/L) |
---|---|
N-BOX ノーマル | 17.2 |
N-BOX ターボ | 15.0 |
上記データから、ノーマルモデルはターボモデルに比べて約2km/L高い実燃費を記録しており、街乗り中心の方には明確なメリットがあります。
高速道路走行での実燃費
一定速度で走行できる高速道路では空力やエンジン回転数も影響します。
オーナー数名による計測結果は以下の通りです。
モデル | 高速道路実燃費 (km/L) |
---|---|
N-BOX ノーマル | 20.5 |
N-BOX ターボ | 18.9 |
高速域でもノーマルモデルはターボモデルを約1.6km/L上回る燃費性能を示し、ロングドライブ時の燃料コストを抑えたい方に適しています。
オーナー口コミのまとめ

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実際に両モデルを所有・試乗したユーザーの声を集めました。
- 「街乗りが中心なのでノーマルで十分な動力性能を感じる」
- 「高速での加速を重視しないならノーマルの燃費優位は魅力的」
- 「ターボモデルにすると維持費が上がるだけでなく、実燃費も伸び悩む印象」
- 「全体のコスパを考えるとノーマルを選ぶ人が圧倒的多数」
これらの声から、日常使いでの経済性を最重要視するならノーマルモデルがベストと言えるでしょう。
ノーマルモデル選びのポイント

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おすすめグレードとオプション
ノーマルモデルは大きく「G Honda SENSING」と「L Honda SENSING」の2種類がラインアップされています。
予算に応じたグレード選択を軸に、必要な装備をオプションで追加するのが賢い選び方です。
グレード | 主な標準装備 | おすすめオプション |
---|---|---|
G Honda SENSING | Honda SENSING(衝突軽減ブレーキ等)、マルチインフォメーションディスプレイ | ナビ装着用スペシャルパッケージ、ETC車載器 |
L Honda SENSING | Honda SENSING、フロントシートスライド | フロアカーペット、プラズマクラスター技術搭載エアコン |
さらに荷室スペースや後席スライドの活用度合いで、ライフスタイルに合わせた選択をすると無駄がありません。
試乗時のチェック項目

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購入後の満足度を高めるため、試乗時には以下のポイントを必ず確認しましょう。
- アクセルレスポンス:街乗り中心なら低速トルクの滑らかさをチェック
- 視界の広さ:前後左右の死角を実際の運転で確認
- 乗り心地:舗装状態の異なる道路でのショック吸収性
- 室内ノイズ:アイドリング時や走行時のエンジン音、風切り音
- 操作感覚:ステアリングやペダルのレスポンス、クラッチフィール(CVTの場合はブレーキフィーリング)
とくに低速域での発進・停止を繰り返し、実際の街乗りシーンに近い乗り味を体感してください。
購入前の注意点と見極め方

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新車購入時に注意したいのは納期や値引き交渉、そしてアフターサービスです。以下の点を押さえて最適な一台を手に入れましょう。
- 納期確認:人気グレードは納期が長くなるため、ディーラーと早めに調整
- 安全装備の確認:Honda SENSING の最新版が標準かオプション設定かを要チェック
- ディーラー特典:メンテナンスパックや保証延長サービスの有無
- 下取り査定:購入予算を最適化するため、複数店舗で見積もりを取得
- 税金・保険料シミュレーション:登録時期や等級による影響を事前に把握
これらをクリアにしたうえで、納得感のある契約条件を引き出せるよう交渉を進めましょう。
まとめ

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ホンダN-BOXノーマルモデルは、街乗り中心のユーザーにとってターボ不要なほど十分な加速力を持ち、実燃費や維持費の低さが際立ちます。
税金・保険料も安く、燃費性能の高さと経済性を重視するなら、ノーマルグレードが最適です。
さらに、おすすめグレードとオプション選びで利便性を高め、試乗時に加速フィールや燃費表示を確認することで、満足度の高い一台と言えるでしょう。